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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
宮田 眞砂(ミヤタ マサゴ)
2020年に、第2回百合文芸小説コンテストに投稿した「天体の回転について」でpixiv賞を受賞。2021年、pixivに投稿していた同名の作品を改稿した『夢の国から目覚めても』(星海社FICTIONS)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 宮田 眞砂(ミヤタ マサゴ)
2020年に、第2回百合文芸小説コンテストに投稿した「天体の回転について」でpixiv賞を受賞。2021年、pixivに投稿していた同名の作品を改稿した『夢の国から目覚めても』(星海社FICTIONS)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
図書部員の文詠は、本からそれを読んだ誰かの記憶を読み取るサイコメトリーの持ち主。彼女はいつも本が読めない幼馴染の花奏に物語を朗読し、記憶に秘められた謎を解いてもらっていた。あの日、図書館で文詠が遭遇したのは、絵本に遺された“黒いコートの男”とそれに“撃ち殺される私”を幻視した不可解な誰かの記憶。日本童話文学から次々と現れる“黒いコートの男”の正体と、それを幻視した読者は誰なのか?やがて学園で発生する、“黒いコートの男”による刺傷事件。森鴎外『舞姫』と宮沢賢治『春と修羅』…(続く)
図書部員の文詠は、本からそれを読んだ誰かの記憶を読み取るサイコメトリーの持ち主。彼女はいつも本が読めない幼馴染の花奏に物語を朗読し、記憶に秘められた謎を解いてもらっていた。あの日、図書館で文詠が遭遇したのは、絵本に遺された“黒いコートの男”とそれに“撃ち殺される私”を幻視した不可解な誰かの記憶。日本童話文学から次々と現れる“黒いコートの男”の正体と、それを幻視した読者は誰なのか?やがて学園で発生する、“黒いコートの男”による刺傷事件。森鴎外『舞姫』と宮沢賢治『春と修羅』を繋ぐ罪と罰の解読から、文詠と花奏は悲劇の真相へと迫る―。