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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
伊集院 静(イジュウイン シズカ)
1950年山口県防府市生まれ。立教大学文学部卒業。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。’16年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊集院 静(イジュウイン シズカ)
1950年山口県防府市生まれ。立教大学文学部卒業。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。’16年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
僕は何か尊いものを見ている気がした―。昭和三十八年、京都祇園。東京の大学生、津田雅彦は花模様の浴衣姿で一心不乱に祈る女性と出会う。輝く眸に心を奪われ、若者は恋に落ちる。容姿も芸技も随一と評判の舞妓、真祇乃。やがて彼女もまた雅彦に想いを寄せていく。密かに…(続く)
僕は何か尊いものを見ている気がした―。昭和三十八年、京都祇園。東京の大学生、津田雅彦は花模様の浴衣姿で一心不乱に祈る女性と出会う。輝く眸に心を奪われ、若者は恋に落ちる。容姿も芸技も随一と評判の舞妓、真祇乃。やがて彼女もまた雅彦に想いを寄せていく。密かに逢瀬を重ね、恋情を育む二人だったが…。許されぬ恋に身を焦がす、歓喜と悲哀の名作。