|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
長谷川 卓(ハセガワ タク)
1949年、小田原市生まれ。80年、群像新人文学賞を受賞。81年「百舌が啼いてから」が芥川賞候補となる。2000年には『血路―南稜七ツ家秘録』で角川春樹小説賞を受賞。2020年11月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 長谷川 卓(ハセガワ タク)
1949年、小田原市生まれ。80年、群像新人文学賞を受賞。81年「百舌が啼いてから」が芥川賞候補となる。2000年には『血路―南稜七ツ家秘録』で角川春樹小説賞を受賞。2020年11月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取…(続く)
柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取られた。長屋には妾斡旋の仲人、隠居の元幕臣、茶屋女など、世を厭う店子が暮らしていた。ある晩、住人で湯潅場買いの又八は、親しい寺男の暗い一面を目撃しやけ酒を呷る。帰途、若者に襲われ心身共にどん底に落とされるが、子供らの心優しい看病を受けた又八は…。(「私雨」)。温かさ沁みる傑作!