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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
深沢 潮(フカザワ ウシオ)
東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で第11回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。受賞作を含む『ハンサラン愛する人びと』(文庫版『縁を結う人』)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 深沢 潮(フカザワ ウシオ)
東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で第11回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。受賞作を含む『ハンサラン愛する人びと』(文庫版『縁を結う人』)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
21世紀目前、福美は困窮していた。抱えた娘の父親は行方知れず、頼る実家もなく、無職で何も「持っていない」。ただ母乳だけは捨てるほど出続ける。そんな折、母乳が欲しい家庭に届ける団体を運営している廣瀬と出会い、福美はナニィ(乳母)として雇われることに。すると、か…(続く)
21世紀目前、福美は困窮していた。抱えた娘の父親は行方知れず、頼る実家もなく、無職で何も「持っていない」。ただ母乳だけは捨てるほど出続ける。そんな折、母乳が欲しい家庭に届ける団体を運営している廣瀬と出会い、福美はナニィ(乳母)として雇われることに。すると、かつて自分を虐めていた同級生が嫁いだ政治家一家から指名が入り…。母乳によって子を手放した女と母となり得た女の視点から、母性を描くサスペンスフル長編。