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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
倉知 淳(クラチ ジュン)
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』でデビュー。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞。『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。02年、「桜の森の七分咲きの下」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 倉知 淳(クラチ ジュン)
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』でデビュー。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞。『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。02年、「桜の森の七分咲きの下」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ミステリ小説みたいな事件なんて、現実にはそうそう起きたりしない。世に起きる事件のほとんどは一般的な事件であり、優秀な警察によって早急に解決されていく。だが、しかし。この平和な日本でも起きるのだ。密室殺人が。怪盗による犯行予告が。そうしたやっかいな事件は並の警察官では歯が立たない。いわゆる「名探偵」の力が必要だが、毎回民間人に協力を仰ぐのも警察の名折れである。それならば警察組織にしてしまえばいい!こうして生まれたのが、警察庁特殊例外事案専従捜査課―略称「特専課」―通称「探偵課」。探偵課に所属する名探偵たちは、例にもれず全員めんどくさい。事件が起きると召集され、ずかずかと現場に現れて華麗に解決する。そんな愉快な探偵課に、警察庁に入庁したばかりの新人・木島壮介が配属されてしまい…