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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
鈴木 健人(スズキ タケト)
明治大学情報コミュニケーション学部教授。1958年生まれ。学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。広島市立大学国際学部准教授などを経て現職。2016年~18年、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)客員研究員。博士(政治学)。戦略研究学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 鈴木 健人(スズキ タケト)
明治大学情報コミュニケーション学部教授。1958年生まれ。学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。広島市立大学国際学部准教授などを経て現職。2016年~18年、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)客員研究員。博士(政治学)。戦略研究学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
第二次大戦後、アメリカはそれまでの孤立主義から舵を切り、西側諸国による対ソ戦略を打ち出した。マーシャル・プランの実施、NATO結成など、前例のないアメリカの外交政策を方向付けたのが「封…(続く)
第二次大戦後、アメリカはそれまでの孤立主義から舵を切り、西側諸国による対ソ戦略を打ち出した。マーシャル・プランの実施、NATO結成など、前例のないアメリカの外交政策を方向付けたのが「封じ込め」という戦略構想である。ドイツの東西分割、朝鮮戦争への米軍介入、日本の経済復興などもその戦略のなかで判断され、東西対立の中に位置づけられた。公開が進む当時の史料を広く用い、アメリカの冷戦戦略の始まりを緻密にたどる。
もくじ情報:第1章 「謎の国ロシア」―どのような国なのか;第2章 ケナンの「封じ込め」構想;第3章 封じ込めの軍事同盟;第4章 封じ込めとドイツ分割―「二つの世界」か「三つの世界」か;第5章 地政学的周辺部における封じ込めの模索;第6章 封じ込めの目的―どのようなロシアを望むのか;第7章 水爆開発の決定―国家戦略における核兵器;第8章 封じ込めと限定戦争;第9章 戦争か平和か―封じ込めの軍事化;終章 冷戦の終焉と封じ込め戦略