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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
里見 〓(サトミ トン)
1888(明治21)年生まれ。本名・山内英夫。学習院在学中に志賀直哉と知り合い、絶交をまじえ、終生の友となる。東京帝国大学英文科中退。二人の兄、有島武郎、生馬らとともに「白樺」創刊に参加。1940(昭和15)年菊池寛賞、1956年と71年に読売文学賞を受賞。1947年日本芸術院会員、59年文化勲章受章。1983年逝去 里見 〓(サトミ トン)
1888(明治21)年生まれ。本名・山内英夫。学習院在学中に志賀直哉と知り合い、絶交をまじえ、終生の友となる。東京帝国大学英文科中退。二人の兄、有島武郎、生馬らとともに「白樺」創刊に参加。1940(昭和15)年菊池寛賞、1956年と71年に読売文学賞を受賞。1947年日本芸術院会員、59年文化勲章受章。1983年逝去 |
小津安二郎は里見〓の小説をよく読み、「映画のシナリオのねたに」し、「良き友」となった。原作と銘打たれた表題二作に加え、「晩春」を見た里見が「原作料の半額くらいは貰ってもよさそうだ」と小津をからかったという「縁談窶」など中短篇、さらに小津への弔辞と追想エッセイを収録。
もくじ情報:1 彼岸花/秋日和(彼岸花;秋日和);2 『晩春』をめぐって(縁談窶;(参考作品)父と娘 広津和郎);3 『戸田家の兄妹』をめぐって(帽子;アマカラ世界);4 小津安二郎追想(小津君よ、さようなら(弔辞);小津君と鎌倉と私;藝の蟲)