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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
松下 憲一(マツシタ ケンイチ)
1971年、静岡県生まれ。2001年、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程東洋史学専攻修了。博士(文学)。現在、愛知学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 松下 憲一(マツシタ ケンイチ)
1971年、静岡県生まれ。2001年、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程東洋史学専攻修了。博士(文学)。現在、愛知学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
後漢の滅亡から、隋の中国統一までの「魏晋南北朝時代」。この長い分裂時代の主役が、遊牧集団・鮮卑拓跋部である。代国の王・拓跋珪が三八六年に開いた王朝・北魏は、五胡十六国を平定し、中国の北半分を手中に入れる。遊牧民の伝統を残した王朝は、漢族の文化を取り込み、洛陽に新都を築き、雲崗・龍門に壮麗な石窟寺院を開く。胡漢が融合した「新たな中華」を生んだ拓跋部の人々は、その後の隋唐帝国でも活躍し、中国社会に溶け込んでいく。
もくじ情報:第1章 拓跋部の故郷―遊牧と伝説;第2…(続く)
後漢の滅亡から、隋の中国統一までの「魏晋南北朝時代」。この長い分裂時代の主役が、遊牧集団・鮮卑拓跋部である。代国の王・拓跋珪が三八六年に開いた王朝・北魏は、五胡十六国を平定し、中国の北半分を手中に入れる。遊牧民の伝統を残した王朝は、漢族の文化を取り込み、洛陽に新都を築き、雲崗・龍門に壮麗な石窟寺院を開く。胡漢が融合した「新たな中華」を生んだ拓跋部の人々は、その後の隋唐帝国でも活躍し、中国社会に溶け込んでいく。
もくじ情報:第1章 拓跋部の故郷―遊牧と伝説;第2章 部族を集めろ―「代国」の時代;第3部 部族を再編せよ―北魏の成立;第4章 中華の半分を手に―胡漢二重体制;第5章 中華の中心へ―孝文帝の「漢化」;第6章 胡漢融合への模索―繁栄と分裂;第7章 誕生!新たな中華―隋唐帝国の拓跋