エリアナは疎遠だった父の葬儀のため故郷に戻った。母は婚外子のエリアナを出産した際に命を落とし、父は経済的援助をするのみで、彼女は誰からも愛されたことがなかった。結局、複雑な思いから葬儀には出ずにホテルで過ごしたエリアナは、バーで官能のオーラを漂わせる絶世の美男子ディエゴと出逢う。強烈に惹かれ合い、一夜限りと知りつつ熱い時を過ごして別れるが、１カ月後、エリアナは父の遺した病院を継ぐために再び故郷を訪れた。するとその病院には、なんとディエゴがいた！彼は外科医だったのだ！驚きのさなか、吐き気とめまいに襲われたエリアナは気を失ってしまう。まさかディエゴによって運ばれた救急外来で妊娠が明らかになるとは……（続く）

ダローザ，ルアナ(ダローザ，ルアナ)
故郷は太陽の国ブラジル。これまでに３大陸に住んだ経験があるが、ロマンティックな中南米の熱帯地域が今でもお気に入りの場所だ。ロマンス小説の執筆や、恋愛に関する読書をしていないときは、編み物をしたり、必要のない毛糸を買ったり、家の周りでうさぎを追いかけたりしているという。現在はパートナーとともにイングランドに住んでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）