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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
鈴村 裕輔(スズムラ ユウスケ)
名城大学准教授。1976年、東京都生まれ。法政大学大学院国際日本学インスティテュート政治学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(学術)。専門は比較思想、政治史、比較文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 鈴村 裕輔(スズムラ ユウスケ)
名城大学准教授。1976年、東京都生まれ。法政大学大学院国際日本学インスティテュート政治学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(学術)。専門は比較思想、政治史、比較文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「青っちょろい議論をしておった」―戦前日本を代表する自由主義者・言論人だった石橋湛山は、戦後、活動の場を政界に移し、こう述懐した。大蔵大臣、通産大臣などを歴任し、一九五六年には自民党総裁に当選、首相となるも、病のため、六五日で辞任。六三年の政界引退まで日中国交正常化などに力を尽くしたが、評価されてきたとは言い難い。石橋…(続く)
「青っちょろい議論をしておった」―戦前日本を代表する自由主義者・言論人だった石橋湛山は、戦後、活動の場を政界に移し、こう述懐した。大蔵大臣、通産大臣などを歴任し、一九五六年には自民党総裁に当選、首相となるも、病のため、六五日で辞任。六三年の政界引退まで日中国交正常化などに力を尽くしたが、評価されてきたとは言い難い。石橋は、自らの政治理念を現実政治のなかで実現できたのか。没後五〇年、その真価を問う。
もくじ情報:第1章 政治家石橋湛山の誕生;第2章 運命の七票―一九五六年の自民党総裁選;第3章 明暗を分けた閣僚人事;第4章 「私の政治的良心に従います」―65日間の内閣;第5章 日中国交正常化への努力;第6章 理想主義者から現実主義者への転回;終章 石橋湛山最後の日々