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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
杉本 苑子(スギモト ソノコ)
大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。27年より吉川英治に師事する。38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成14年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。29(2017)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 杉本 苑子(スギモト ソノコ)
大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。27年より吉川英治に師事する。38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成14年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。29(2017)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
三年に満たぬ結婚生活の末、夫と死別し、胸に穴があいてしまった小市は、清少納言、和泉式部らの文才・歌才に心うたれる。そして自らも生き身の証を求めて、恋愛譚であり政治小説の要素を濃くもった『源氏物語』の執筆に没頭していく。中宮彰子への出仕を経て、「宇治十帖」を書き終え、物語を完結させた三十代から晩年を描く。
三年に満たぬ結婚生活の末、夫と死別し、胸に穴があいてしまった小市は、清少納言、和泉式部らの文才・歌才に心うたれる。そして自らも生き身の証を求めて、恋愛譚であり政治小説の要素を濃くもった『源氏物語』の執筆に没頭していく。中宮彰子への出仕を経て、「宇治十帖」を書き終え、物語を完結させた三十代から晩年を描く。