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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
村山 由佳(ムラヤマ ユカ)
1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒業。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞を受賞。21年『風よ あらしよ』で第55回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 村山 由佳(ムラヤマ ユカ)
1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒業。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞を受賞。21年『風よ あらしよ』で第55回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
大好きな父、最愛の猫“もみじ”、そして確執のあった母。三年続けて見送った平成最後の春、母の葬儀を前に現れたのは、一匹の小さな猫だった。見た目は全然違うのに、なぜか“もみじ”そっくりなその猫との出会いが、止まっていた時を再び動かし…。「どれほどしんどく思えても、“命とられるわけじゃない”のだ」。猫と亡き父に教わった優しい気づきと、愛すべき猫たちに心洗われる大人気エッセイ!
もくじ情報:1 雪も桜も舞い落ちて(心の穴ぼこ;長い散歩;三度目の;春にゆく;生活の実感;対面);2 別れが出会いを連れてくる(再会;もの言う瞳;なつかしい重み;お願い;神さま;うちの子に;命名;もみじのおかげ;もみじのしわざ);3 偶然という名の(説明のつかないこと;“後悔”と“愛惜”;愛情は限られた食糧ではない;執筆と庭いじりと;平成最後の日);4 人の子のかわりでなく(令和最初の日;難産;二匹目;三匹目;きっと、いたずら;再び、命名;母性神話と猫);5 愛を注ぐ器(「ま、ええではナイカ」;生きものとの契約;命とられるわけじゃない)