内容紹介：北欧で長年愛されてきた「幸せを運ぶ」お守り。クリスマスを待つ飾り　「ヒンメリ」の作り方。北欧の暮らしから生まれた美しいデザインと文化を感じながら行う「手仕事」の魅力とたのしさが満載です。「ヒンメリ」とはフィンランドにおいて１０００年以上続く伝統装飾品で、飾ると「幸福が降り注ぐ」とされています。材料基本的な材料はワラと糸だけ。プラスチックや紙ストローなど身近にある材料でも代用できるので初心者も気軽にチャレンジできます。八面体を基本とした形は組み合わせによってさまざまな大きさや造形をつくることができ、天井や階段につるしても、クリスマスツリーに飾っても美しく、光の当たり方で影や見え方が変わるのもその魅力の１つです。
人々の祈りからはじまったライ麦の飾り。光を感じ、風を伝えるヒンメリを作る。正八面体からはじめる伝統と新しいヒンメリ３０作品。
もくじ情報：基本の八面体；フラット；集合体；多重；入れ子；多面体；細胞；作品の作り方

仲宗根　知子(ナカソネ　サトコ)
１９７８年、愛知県生まれ。幼少期より葉や木の実などの自然の造形美に心惹かれ、収集して過ごす。２００７年、採りためてきた自然物を素材とした作品を模索。２０１３年、ヒンメリと出会いその美しさに魅了され、自ら無肥料無農薬で麦の栽培をはじめる。翌年、収穫した麦わらを用いた作品の制作を開始。現在、ライ麦の無限に広がる可能性を探究しつつ、ワークショップ・展覧会などを開催しながら表現活動を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）