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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
大澤 真幸(オオサワ マサチ)
1958・10・15~。社会学者。長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞。現在、個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 大澤 真幸(オオサワ マサチ)
1958・10・15~。社会学者。長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞。現在、個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一二世紀頃、経済・政治・軍事、あらゆる点において最も発展した地域であったにもかかわらず、その後、主導権と覇権を握ったのは、中国ではなく、アメリカを含む西洋諸国だった。どうしてなのだろうか。その原因を中国社会の特異性、インドのカースト社会、仏教と一神教との相違など、精緻な思想で読み解く。イエスの死を根底に置き西洋文明の成長を描いた「古代篇」「中世篇」に続く第三弾。
もくじ情報:世界史における圧倒的な不均衡;新大陸の非西洋/ユーラシア大陸の非西洋;受け取る皇帝/受け取らない神;「東」という歴史的単位;解説としての自由;二つの遍歴集団;カーストの内部と外部;救済のための大きな乗り物;「空」の無関心;曼荼羅と磔刑図;インドと中国;カーストの基底としての贈与;闘争としての贈与;自分自身を贈る;双子という危険;贈与の謎を解く;供犠の時代の調停的審級;国家に向かう社会/国家に抗する社会;三国志の悪夢;驚異的な文民統制;国家は盗賊か?;華夷秩序;人は死して名を留む;皇帝権力の存立機制;「母の時代」から「父の時代へ」、そしてさらなる飛躍;文字の帝国;漢字の呪力:「天子」から「神の子」へ