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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
石田 瑞麿(イシダ ミズマロ)
1917‐99年。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。文学博士(東京大学)。東海大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 石田 瑞麿(イシダ ミズマロ)
1917‐99年。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。文学博士(東京大学)。東海大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「予が如き頑魯の者(わたしのような愚かなもの)」と自らを顧みた源信(九四二‐一〇一七年)。自身を含む多くの罪深い者が救われる道を模索した『往生要集』が、日本人の思想・信仰に与えた影響ははかりしれない。源信なくして法然も親鸞もない。膨大な経典を編み上げて作られた浄土思想の原点を、仏教学の泰斗が平易かつあたたかな語り口で読み解く。
もくじ情報:第1章 『往生要集』の成立(浄土教の黎明;宿業観 ほか);第2章 迷いの世界(迷いの世界;穢れた世界 ほか);第3章 浄土へのねがい(浄土をねがう;浄土讃歌 ほか);第4章 正しい念仏(観察;仏の「華座」の観想 ほか);第5章 悲しき者の救い(万人のための念仏;罪深く、愚かなもの ほか)