|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
上田 秀人(ウエダ ヒデト)
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。’97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズは、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。抜群の人気を集める。初めて外様の藩を舞台にした「百万石の留守居役」シリーズなど、文庫時代小説の各シリーズのほか歴史小説にも取り組み、『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学書を受賞。2022年第7回吉川英治文庫賞を「百万石の留守居役」シリーズで受賞した(本デー…( ) 上田 秀人(ウエダ ヒデト)
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。’97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズは、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。抜群の人気を集める。初めて外様の藩を舞台にした「百万石の留守居役」シリーズなど、文庫時代小説の各シリーズのほか歴史小説にも取り組み、『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学書を受賞。2022年第7回吉川英治文庫賞を「百万石の留守居役」シリーズで受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
町方同心山中小鹿は、古金を集める淀屋に対し、その魂胆はわかっていると釘を刺す。だが天下を回す歯車となった淀屋の処遇について、幕閣内も一枚岩ではなかった。大坂城下では、淀屋と老中に喧嘩を売ったというあらぬ噂が流布する。東町奉行増し役中山出雲守が小鹿に噂の出所を探らせる。