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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
澁川 祐子(シブカワ ユウコ)
ライター。1974年、神奈川県生まれ。東京都立大学人文学部を卒業後、フリーのライターとして活動する傍ら、「民藝」(日本民藝協会)の編集に携わる。現在は食や工芸を中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 澁川 祐子(シブカワ ユウコ)
ライター。1974年、神奈川県生まれ。東京都立大学人文学部を卒業後、フリーのライターとして活動する傍ら、「民藝」(日本民藝協会)の編集に携わる。現在は食や工芸を中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
塩味、甘味、酸味、苦味に続く第五の味覚「うま味」は日本で発見された。かつお節や昆布のうま味を抽出した「だし」は和食の伝統とされ、今や「UMAMI」は世界共通語になっている。しかし、うま味の発見者が開発した「味の素」は、なぜ国民から敬遠されたのか?食糧難から高度成長、バブル崩壊、格差の拡大へ―。世相とともに日本人の味の嗜好も揺れ動いてきた。基本五味に辛味、脂肪味を加えた味覚の変遷をたどれば、新たな「戦後ニッポン」が見えてくる!
もくじ情報:第1章 “うま味”「味の素」論争と「だし」神話;第2章 “塩味”「自然塩」幻想と「減塩」圧力;第3章 “甘味”甘くておいしい、甘くなくておいしい;第4章 “酸味”酢に忍び寄るフードファディズム;第5章 “苦味”日本のビールとコーヒーは「大人の味」か;第6章 “辛味”引いては熱くなる激辛ブーム;第7章 “脂肪味”「体にいい油・悪い油」の迷宮