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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
稲垣 栄洋(イナガキ ヒデヒロ)
1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士。専門は雑草生態学。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省に入省、静岡県農林技術研究所上席研究員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 稲垣 栄洋(イナガキ ヒデヒロ)
1968年静岡県生まれ。静岡大学農学部教授。農学博士。専門は雑草生態学。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省に入省、静岡県農林技術研究所上席研究員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
雨が多く高温多湿な日本では、農作物がよく育つ一方、雑草の繁殖も著しく、先人たちは常に草取りに励まねばならなかった。また、自然や生き物の豊かさは時に脅威ともなり、豪雨、洪水などの自然災害や害虫被害をもたらしてきた。古来、日本人は豊かな自然とどう向き合ってきたのか?その歴史から日本人固有の心性を浮き彫りにするユニークな日本文化論。
もくじ情報:第1章 植物にも仏性を感じてきた日本人(西洋と日本でこれほど違う「雑草観」;イネ科植物の進化と文明;日本の自然には神が宿る―恵みと脅威の源泉 ほか);第2章 農と自然が育んだ日本人気質(世界の農地荒廃と日本の田んぼのすごさ;日本と西洋の「植物分類学」の違い;雑草を悪とみる西洋人、雑草を活かす日本人 ほか);第3章 雑草のように、しなやかに(雑草が持つ「弱さという強さ」;逆境こそ雑草の生きる道;雑草の「戦わない戦略」 ほか)