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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
蛭田 亜紗子(ヒルタ アサコ)
1979年北海道札幌市生まれ。2008年第7回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。10年、『自縄自縛の私』を刊行し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 蛭田 亜紗子(ヒルタ アサコ)
1979年北海道札幌市生まれ。2008年第7回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。10年、『自縄自縛の私』を刊行し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
解説:斎藤美奈子
「女が書いたものなんざ」―日本の文壇にまだ女性の書き手が少なかった明治時代。小説家…(続く)
解説:斎藤美奈子
「女が書いたものなんざ」―日本の文壇にまだ女性の書き手が少なかった明治時代。小説家になることを夢見る十七歳の宮島冬子は、当代一の文学者・尾形柳後雄のもとで女中をしながら執筆に励んでいた。同じ志を持つ男弟子たちが次々と世に出ていく一方、冬子は家事に追われてなかなか筆が進まない。焦りを感じる冬子はある日、尾形からおぞましい誘いを受けて…。女性の直面する社会的な困難を克明に描き、己の道を歩き続ける強さに胸を打たれる。現代を生きる私達に寄り添う、勇気と希望の湧き立つ傑作長編。