|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
本村 凌二(モトムラ リョウジ)
1947年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授、早稲田大学国際教養学部特任教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『薄闇のローマ世界―嬰児遺棄と奴隷制』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)、『馬の世界史』(中公文庫、JRA賞馬事文化賞)ほかがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 本村 凌二(モトムラ リョウジ)
1947年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士(西洋史学)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授、早稲田大学国際教養学部特任教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『薄闇のローマ世界―嬰児遺棄と奴隷制』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)、『馬の世界史』(中公文庫、JRA賞馬事文化賞)ほかがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「地中海世界」とは、古代ギリシア・ローマだけではない。文明発祥の地メソポタミアからローマ帝国の崩壊まで、多彩な文明が興亡した四〇〇〇年にわたる歴史世界である。シュメール人の神々は、人間に何を語りかけたのか。古代エジプトの異形の王が断行した宗教改革とは。民族の坩堝パレスティナに起こった人類史的変動とは何か。国家、宗教、思想、芸術―現代に続く営みのすべてが、この地中海世界で始まっている。未踏の全八巻、刊行開始!
もくじ情報:序章 地中海世界とは何か;第1章 愛の女神イナンナに始まる(文字と都市の出現;シュメールの王、ギルガメシュ;「戦争」と「平和」の風景;アッカドからバビロニアへ);第2章 神々の河は地中海にそそぐ(聖なるナイルの王権;時はピラミッドを怖れる;古王国・中王国時代;新王国時代);第3章 両翼の狭間で(シリア・パレスティナの馬と群雄;ヘブライ人の登場;「海の民」とフェニキア人);第4章 神々の声が聞こえる(叙事詩のなかの神;神々の声を聞く人々;自然信仰とマアト;心性の考古学)