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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
春日 武彦(カスガ タケヒコ)
1951年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医を経て精神科医に。都立精神保健福祉センター、都立松沢病院、都立墨東病院などに勤務。多摩中央病院院長、成仁病院院長を経て、同名誉院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 春日 武彦(カスガ タケヒコ)
1951年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医を経て精神科医に。都立精神保健福祉センター、都立松沢病院、都立墨東病院などに勤務。多摩中央病院院長、成仁病院院長を経て、同名誉院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
あれはいったい何だったのだろう―私たちの心をざわつかせ、名状しがたい不安感を呼び起こす、過去の体験や不穏な記憶。作家・精神科医である著者が、そうした人間心理の暗部に触れる“無意味で不気味なもの”の正体を、ラヴクラフトや車谷長吉などの小説作品に探る。異色の恐怖文学論に書き下ろしの新章を増補した決定版。
もくじ情報:隠蔽された顔―ナサニエル・ホーソーン『牧師の黒のベール』;本物そっくり―河野多惠子『半所有者』;糞と翼―パトリック・マグラア『長靴…(続く)
あれはいったい何だったのだろう―私たちの心をざわつかせ、名状しがたい不安感を呼び起こす、過去の体験や不穏な記憶。作家・精神科医である著者が、そうした人間心理の暗部に触れる“無意味で不気味なもの”の正体を、ラヴクラフトや車谷長吉などの小説作品に探る。異色の恐怖文学論に書き下ろしの新章を増補した決定版。
もくじ情報:隠蔽された顔―ナサニエル・ホーソーン『牧師の黒のベール』;本物そっくり―河野多惠子『半所有者』;糞と翼―パトリック・マグラア『長靴の物語』;姿勢と連想―古井由吉『仁摩』;受話器を握る怪物―H.P.ラヴクラフト『ランドルフ・カーターの陳述』;孤独な日々―日影丈吉『旅は道づれ』;南洋の郵便配達夫―J・M・スコット『人魚とビスケット』;描きかけの風景画―藤枝静男『風景小説』;墜落する人―レイ・ブラッドベリ『目かくし運転』;救われたい気持ち―高井有一『夜の音』;果てしない日々―クレイ・レイノルズ『消えた娘』;世界の構造―富岡多惠子『遠い空』;グロテスク考―カースン・マッカラーズ『黄金の眼に映るもの』;うふふ。―車谷長吉『忌中』;昆虫的―内田百〓『殺生』+ブルーノ・シュルツ『父の最後の逃亡』;文庫版ボーナストラック 入り込んでくる人―庄野潤三『黒い牧師』