内容紹介：大事な人がいなくなったから、仕事を続ける者もいる。大事な人がいなくならないよう、仕事を辞める者もいる。思いは違うが、それぞれが前に進もうとしている。仲間を失った悲しみと向き合いながら－－。
博多を託された男たちのアフターストーリー。仲間の死を代償に、殺人請負会社マーダー・インクは壊滅、副社長の嗣渋が逮捕され、事件は収束へと向かっていた。大切な人のために復讐屋を辞めることを決めたジロー、恩人が残した味を守るため、屋台を引き継ぐことを決めた斉藤。仲間を失った悲しみと向き合いながら、それぞれが前に進もうとしていた。そして探偵事務所で、仲間の死を悼み悲しみに暮れていた林も、また―。一方、現場に残された映像から、とある疑念を抱いた榎田は、独自に行動を開始する。

木崎　ちあき(キサキ　チアキ)
福岡出身。１１年目。第２０回電撃小説大賞“大賞”を受賞し、２０１４年にデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）