|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
月村 了衛(ツキムラ リョウエ)
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、2019年に『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 月村 了衛(ツキムラ リョウエ)
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、2019年に『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
バブル期の京都。実家の寺を守るため、伝統仏教の最大宗派・燈念寺派の宗務庁で出世を目指す若き僧侶、志方凌玄は、寺の所有地売却の立ち会いで、燈念寺派の不正に気付く。欲望にまみれた“お山”を正道に戻すため、あえて悪に染まって…(続く)
バブル期の京都。実家の寺を守るため、伝統仏教の最大宗派・燈念寺派の宗務庁で出世を目指す若き僧侶、志方凌玄は、寺の所有地売却の立ち会いで、燈念寺派の不正に気付く。欲望にまみれた“お山”を正道に戻すため、あえて悪に染まっていく凌玄。ヤクザを利用し、人殺しすら躊躇わぬ求道の果てに待ち受けるものとは…。「社会と一緒に日本の仏教は腐ってしもた」「なんでもやります。真の仏法を護るために」―政治や公権力すら及ばない、古都の最深部でくり広げられる壮絶な利権争いを活写し、欲望に翻弄される人間たちを描く著者の新たなる代表作。