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出版社名:講談社
出版年月:2025年6月
ISBN:978-4-06-539550-9
317P 19cm
蜘蛛 なぜ神で賢者で女なのか/講談社選書メチエ 826
野村育世/著
組合員価格 税込 2,673
(通常価格 税込 2,970円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:一般に、その姿に恐怖を抱くのは人間の本能と考えられ、嫌われることが多い蜘蛛。でもその一方で、蜘蛛は古今東西の多くの文学・芸術作品によく顔を出している。日本美の原典と目される『古今和歌集』などの勅撰集にも蜘蛛は多く登場し、平安時代の人々は、蜘蛛を恐れたり、嫌ったりせず、網を張っていたり衣についたりすると、恋しい人がくる知らせだとして喜び、多くの和歌に詠んでいた。ナスカの地上絵にも描かれ、たびたび人助けをもしたという伝説ももち、あるときには神とも崇められ、あるときは鬼にも姿を変える--。魅力の尽きないのに、嫌われることの多い、摩訶不思議な存在の蜘蛛。本書では、主に日本の人々が、歴史の中で…(続く
内容紹介:一般に、その姿に恐怖を抱くのは人間の本能と考えられ、嫌われることが多い蜘蛛。でもその一方で、蜘蛛は古今東西の多くの文学・芸術作品によく顔を出している。日本美の原典と目される『古今和歌集』などの勅撰集にも蜘蛛は多く登場し、平安時代の人々は、蜘蛛を恐れたり、嫌ったりせず、網を張っていたり衣についたりすると、恋しい人がくる知らせだとして喜び、多くの和歌に詠んでいた。ナスカの地上絵にも描かれ、たびたび人助けをもしたという伝説ももち、あるときには神とも崇められ、あるときは鬼にも姿を変える--。魅力の尽きないのに、嫌われることの多い、摩訶不思議な存在の蜘蛛。本書では、主に日本の人々が、歴史の中で蜘蛛をどのように捉え、どのように表現したかを追っていく。目次目次はじめに序章 遺跡の蜘蛛・神話の蜘蛛 1 蜘蛛とはどんな生きものか2 蜘蛛の考古学3 世界の神話の蜘蛛たち第一章 敵の名は土蜘蛛1 征服神話の中の土蜘蛛たち2 土蜘蛛は蔑称か第二章 蜘蛛に寄せる恋の歌1 蜘蛛に寄せる恋の歌2 東アジアのめでたいしるし3 蜘蛛と七夕第三章 空を飛ぶ蜘蛛1 雪迎え--空飛ぶ蜘蛛の発見2 漢詩と和歌に詠まれた遊糸3 「かげろふ」をめぐる混乱4 『かげろふ日記』の「かげろふ」とは何か5 十二単を飾る糸ゆふ第四章 蜘蛛は神仏のお使い1 蜘蛛は知る者、賢い者2 蜘蛛に助けられた人々第五章 妖怪土蜘蛛登場1 蜘蛛嫌いの萌芽2 寺蜘蛛の登場3 よみがえった土蜘蛛終章 民俗と遠い記憶1 相撲を取る蜘蛛2 蜘蛛の昔話3 夜の蜘蛛・朝の蜘蛛おわりに --蜘蛛はともに生きる仲間--参考文献
蜘蛛が網を作ると、「恋しい人がやってくる」と喜んだ平安貴族。弥生人はその姿を銅鐸に刻み、ペルーの古代人はナスカ台地の砂漠に描き、ギリシアから北米まで、蜘蛛は世界の神話に数多く登場する。時に恐れ、嫌い、崇め、慈しむなど、評価は極端。なのに、なぜか惹かれずにはいられない…。人と蜘蛛の、そんな不思議な関係を、日本中世史研究家が貴重な図版・史料とともに丁寧に考察。蜘蛛愛好家の筆者だからこそ見えてくる、新しい歴史研究!
もくじ情報:第一章 遺跡の蜘蛛・神話の蜘蛛;第二章 敵の名は土蜘蛛;第三章 蜘蛛に寄せる恋の歌;第四章 空を飛ぶ蜘蛛;第五章 蜘蛛は神仏のお使い;第六章 妖怪土蜘蛛登場;第七章 民俗と遠い記憶
著者プロフィール
野村 育世(ノムラ イクヨ)
1960年、東京都生まれ。日本中世史研究者。東京蜘蛛談話会会員。早稲田大学大学院文学研究科(日本史専攻)博士後期課程満期退学。博士(文学)。高知県立高知女子大学助教授、早稲田大学非常勤講師を経て、現在、女子美術大学付属高等学校・中学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
野村 育世(ノムラ イクヨ)
1960年、東京都生まれ。日本中世史研究者。東京蜘蛛談話会会員。早稲田大学大学院文学研究科(日本史専攻)博士後期課程満期退学。博士(文学)。高知県立高知女子大学助教授、早稲田大学非常勤講師を経て、現在、女子美術大学付属高等学校・中学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)