内容紹介：権力に阿る輩を許さない――白装束の剣士参上！賄賂を狙う義賊 「白頭巾」。その正体は、浪人・隼新三郎。すべては、亡き父の無念を晴らすため――迫力満点の剣戟と江戸の人情を描く傑作時代小説　江戸の浪人・隼新三郎にはもう一つの顔がある。大名の賄賂を狙う義賊「白頭巾」だ。栄達を望み民を蔑ろにする藩主に死をもって諫言した父の無念を晴らすためだった。ある夜、新三郎は辻斬りの現場に遭遇する。逃げた下手人の手がかりを握るのは、同じく現場に居合わせた大名家家臣・磯村伝八郎。新三郎は、殺された番頭の息子に自分の姿を重ね真相を追うが……。
江戸の浪人・隼新三郎にはもう一つの顔がある。大名の賄賂を狙う義賊「白頭巾」だ。栄達を望み民を蔑ろにする藩主に死をもって諌言した父の無念を晴らすためだった。ある夜、新三郎は辻斬りの現場に遭遇する。逃げた下手人の手がかりを握るのは、同じく現場に居合わせた大名家家臣・磯村伝八郎。新三郎は、殺された番頭の息子に自分の姿を重ね真相を追うが…。

小杉　健治(コスギ　ケンジ)
１９４７年、東京生まれ。８３年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。８７年『絆』で日本推理作家協会賞を、９０年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）