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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
池上 俊一(イケガミ シュンイチ)
1956年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授などを経て、東京大学名誉教授。著書に、『公共善の彼方に』(フォスコ・マライーニ賞)他多数 池上 俊一(イケガミ シュンイチ)
1956年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授などを経て、東京大学名誉教授。著書に、『公共善の彼方に』(フォスコ・マライーニ賞)他多数 |
守護聖人、疫病除け聖人から、聖女や子ども聖人まで。なぜ一神教のもとで多数の聖人が求められたのか。殉教者崇敬に端を発し、聖地巡礼や「列聖」制度、宣教の進展とともに花開いた聖人崇敬の歴史を、正教会や東方諸教会、アジア・アメリカ・アフリカを含む世界的拡がりの中で初めて一望、その複雑多岐な…(続く)
守護聖人、疫病除け聖人から、聖女や子ども聖人まで。なぜ一神教のもとで多数の聖人が求められたのか。殉教者崇敬に端を発し、聖地巡礼や「列聖」制度、宣教の進展とともに花開いた聖人崇敬の歴史を、正教会や東方諸教会、アジア・アメリカ・アフリカを含む世界的拡がりの中で初めて一望、その複雑多岐な役割を浮き彫りにする。
もくじ情報:総説 聖人崇敬の歴史;第一部 起源と展開(ヨーロッパ;アメリカ;アジア・アフリカ);第二部 多様な役割(聖人崇敬の神学;聖遺物の奉遷・窃盗;聖人名と聖人暦;「荒れ野」に向かう修道士たち;子どもと聖人;乙女、妻、そして寡婦―聖女伝におけるモデルの拡がり;天使にして聖人―大天使ミカエル崇敬;列聖手続きと教皇の関与;国家を護る聖人―中世イングランドにおける聖ジョージ崇敬;都市と聖人崇敬―中世ブルッヘの場合;地方的聖人崇敬―ブルターニュの場合;疫病除け聖人の「執り成し」―セパスティアヌスを中心に;聖人崇敬と奉納文化;多様なるフランシスコ;顕現する聖母マリア)