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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
宮尾 益知(ミヤオ マストモ)
小児精神神経科医・どんぐり発達クリニック名誉院長。医学博士。東京生まれ。徳島大学医学部卒業。東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、独立行政法人(現・国立研究開発法人)国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。2025年より名誉院長。専門は発達行動小児科学、小児精神神経学、神経生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 宮尾 益知(ミヤオ マストモ)
小児精神神経科医・どんぐり発達クリニック名誉院長。医学博士。東京生まれ。徳島大学医学部卒業。東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、独立行政法人(現・国立研究開発法人)国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。2025年より名誉院長。専門は発達行動小児科学、小児精神神経学、神経生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
IQの高さは社会を生き抜く力ではない。ギフテッド児の困難。才能を開花させるには、「高い知能」に加えて、「創造性」「やりぬく力」が必要だとされています。「創造性」を育むには柔軟な思考や積極的なチャレンジが不可欠ですが、完璧主義のギフテッド児は失敗をいやがります。苦手なことは最初からやりません。また努力や鍛練も苦手です。わずかな反復学習でなにをどうすればいいのかわかってしまう上、…(続く)
IQの高さは社会を生き抜く力ではない。ギフテッド児の困難。才能を開花させるには、「高い知能」に加えて、「創造性」「やりぬく力」が必要だとされています。「創造性」を育むには柔軟な思考や積極的なチャレンジが不可欠ですが、完璧主義のギフテッド児は失敗をいやがります。苦手なことは最初からやりません。また努力や鍛練も苦手です。わずかな反復学習でなにをどうすればいいのかわかってしまう上、すぐに飽きるのです。モチベーションの維持が困難で、ひとつの課題をやり抜くことができません。持てる才能が花開くには、適した学びの場、そして親や周囲の大人のサポートか必要なのです。
もくじ情報:1 得意・不得意の激しい凸凹 IQ130以上の子の特性を理解する(家庭での問題 好きなことでも途中で投げ出し、反抗的な態度をとる;家庭での問題 働きかけても素直に応じない。どう育てたらいいかわからない ほか);2 才能を生かせる大人になるには社会脳とメタ認知の獲得が大事(神経発達の段階1 定型発達も非定型発達も発達段階には個人差がある;神経発達の段階2 メンタライゼーションとメタ認知が能力を引き上げる ほか);3 自分らしい日々を送れるように家族でできる9つのチャレンジ(【チャレンジ1 脳のアイドリング】寝る前の30分間に、ボーッと楽しいことを考える;【チャレンジ2 居場所づくり】自分のままでいられる居場所を複数つくる ほか);4 発達障害の傾向が強いときは医療のサポートを受ける(医療的介入 2Eの可能性があるなら慎重に観察し、援助を受ける;ASD的アプローチ 日常生活を構造化し、しくみのなかで動くことを学ぶ ほか)