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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
李 舜志(リ スンジ)
1990年、神戸市生まれ。法政大学社会学部准教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員、コロンビア大学客員研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 李 舜志(リ スンジ)
1990年、神戸市生まれ。法政大学社会学部准教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員、コロンビア大学客員研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
世界は支配する側とされる側に分かれつつある。その武器はインターネットとAIだ。シリコンバレーはAIによる大失業の恐怖を煽り、ベーシックインカムを救済策と称するが背後に支配拡大の意図が潜む。人は専制的ディストピアを受け入れるしかないのか?しかし、オードリー・タンやE・グレン・ワイルらが提唱する多元技術PLURALITYとそこから導き出されるデジタル民主主義は、市民が協働してコモンを築く未来を選ぶための希望かもしれない。人間の労働には今も確かな価値がある。あなたは無価値ではない。テクノロジーによる支配ではなく、健全な懐疑心を保ち、多元性にひらかれた社会への道を示す。
もくじ情報:第1章 失われた道/DAO―専制か民主主義か(インターネットの理想と現実;21世紀のイデオロギー;デジタル民主主義―私たちの未来を取り戻す);第2章 多元性とは何か(多元性の科学;多元性の価値;多元的社会科学);第3章 近代を超える思想(「私」は何者か―交差するID;財産の共同所有;データの尊厳―AIは敵ではない);第4章 新しい政治のかたちを求めて(深く広いコミュニケーションへ;拡張熟議;多元的投票);第5章 コモンへの道/DAO(多元的市場;多元的マネジメント―新しい「私たち」のかたち;交換様式X―永遠平和のために)