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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
トゥチコヴァー,カテジナ(トゥチコヴァー,カテジナ)
1980年生まれ。美術史家・評論家・劇作家でもある。カレル大学で博士号を取得。2006年に小説家としてデビュー。2012年に刊行された本作でヨゼフ・シュクヴォレツキー賞、マグネジア・リテラ読者賞、「チェコの本」読者大賞などを受賞。チェコでベストセラーとなり、約20の言語に翻訳されている トゥチコヴァー,カテジナ(トゥチコヴァー,カテジナ)
1980年生まれ。美術史家・評論家・劇作家でもある。カレル大学で博士号を取得。2006年に小説家としてデビュー。2012年に刊行された本作でヨゼフ・シュクヴォレツキー賞、マグネジア・リテラ読者賞、「チェコの本」読者大賞などを受賞。チェコでベストセラーとなり、約20の言語に翻訳されている |
幼い頃に母親が殺され、以来伯母のスルメナに育てられたドラは、チェコ東部の大都市ブルノで民族学の研究者になった。ある日、共産主義時代の秘密警察の関係者リストにスルメナの名前が載っていると同僚に教えられる。スルメナは不思議な…(続く)
幼い頃に母親が殺され、以来伯母のスルメナに育てられたドラは、チェコ東部の大都市ブルノで民族学の研究者になった。ある日、共産主義時代の秘密警察の関係者リストにスルメナの名前が載っていると同僚に教えられる。スルメナは不思議な能力を持ち「女神」と呼ばれた女性の一人として、人々から畏怖されていた。果たして伯母は市民を抑圧してきた体制側の協力者だったのか。真実を探るため、ドラは秘密警察の記録を取り寄せたのだが…。薬草や占いを使い、不思議な力を操った実在の女性たち。ナチスや国家に狙われたその業と数奇な運命を描く。人口1000万余のチェコで10万部超のベストセラー小説。