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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
加藤 徹(カトウ トオル)
1963(昭和38)年、東京都に生まれる。明治大学法学部教授、日本京劇振興協会非常勤理事、日本中国語検定協会理事。専攻は中国文化。東京大学文学部中国語中国文学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。90~91年、中国政府奨学金高級進修生として北京大学中文系に留学。広島大学総合科学部助教授等を経て、現職。『京劇「政治の国」の俳優群像』(中公叢書)で第24回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 加藤 徹(カトウ トオル)
1963(昭和38)年、東京都に生まれる。明治大学法学部教授、日本京劇振興協会非常勤理事、日本中国語検定協会理事。専攻は中国文化。東京大学文学部中国語中国文学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。90~91年、中国政府奨学金高級進修生として北京大学中文系に留学。広島大学総合科学部助教授等を経て、現職。『京劇「政治の国」の俳優群像』(中公叢書)で第24回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
中国にしか現れなかった特異な空間、後宮。個々の皇帝は死ぬ。歴代の王朝は滅びる。だが、絶対的な権威と権力をあわせもつ一人の支配者が君臨する中央集権的な統一国家、という中華帝国のシステムは続き、それを後宮が支えた。宋、元、明、そして清となり后妃選びは容色ではなく内面重視が徹底され、士大夫、外戚、宦官のトリレンマも解消されるが、偶然の産物で西太后が現れる。巨大な密室から歴代王朝の興亡を描く。
もくじ情報:第六章 宋の後宮(北宋;南宋);第七章 征服王朝(遼・金・元)の後宮(遼と金;元);第八章 明の後宮(明初;中期―最盛と停滞;中期―中興から衰退へ;明末);第九章 清の後宮(清初;康熙・雍正・乾隆時代;清末)