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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
永井 みみ(ナガイ ミミ)
1965年神奈川生まれ。2021年『ミシンと金魚』で第45回すばる文学賞を受賞しデビュー。同作は三島由紀夫賞、野間文芸新人賞にノミネートされ、「ダ・ヴィンチ編集部が選ぶプラチナ本OF THE YEAR!2022」に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 永井 みみ(ナガイ ミミ)
1965年神奈川生まれ。2021年『ミシンと金魚』で第45回すばる文学賞を受賞しデビュー。同作は三島由紀夫賞、野間文芸新人賞にノミネートされ、「ダ・ヴィンチ編集部が選ぶプラチナ本OF THE YEAR!2022」に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「カケイさんは、今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」。ある日、ヘルパーのみっちゃんから尋ねられた“あたし”は、絡まりあう記憶の中から、その来し方を語り始める。母が自分を産んですぐに死んだこと、亭主が子どもを置いて蒸発したこと、赤ん坊を背負いながら毎日毎日ミシンを踏んだこと…。諦念と悔悟を抱えた老女が、最期に手にした幸福とは―。第45回すばる文学賞受賞作。