古代の「記紀万葉」から中世の和歌・能・狂言、江戸の俳諧・歌舞伎、明治の唱歌、現代の城山三郎の小説まで。二十数年にわたる「桜文化論」の集大成。
もくじ情報：第１章　古代歌謡から桜絵巻へ（古代歌謡の桜；桜盃に浮かぶ桜　ほか）；第２章　散り急ぐ近代の桜ソメイヨシノ（里桜ソメイヨシノ；ドイツ人ベルツの見た花見風景　ほか）；第３章　桜物語のための四重奏（南殿の八重桜；銀座に桜並木があった　ほか）；第４章　花と刀の日本文化（後鳥羽院の美学―清明美への憧れ；天平の花・天平の大刀　ほか）

小川　和佑(オガワ　カズスケ)
国文学者・文芸評論家。１９３０年生まれ。現在、明治大学リバティアカデミー講師、日本文芸協会会員、日本ペンクラブ会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）