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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
奈良本 辰也(ナラモト タツヤ)
1913年(大正2)、山口県生まれ。歴史家。38年(昭和13)、京都帝国大学文学部卒業。立命館大学教授などを務めた後、在野の京都知識人として活躍。2001年(平成13)3月、逝去 奈良本 辰也(ナラモト タツヤ)
1913年(大正2)、山口県生まれ。歴史家。38年(昭和13)、京都帝国大学文学部卒業。立命館大学教授などを務めた後、在野の京都知識人として活躍。2001年(平成13)3月、逝去 |
維新の大功労者でありながら、新政府の下、なぜ西郷は薩摩へ下野し、士族とともに散ったのか。彼が心で描き、行動で示してきたものとは何だったのか。島への流罪、藩政改革と討幕戦争、そして征韓論争と西南戦争。過酷な運命を前に、折にふれ綴った手紙や詩文、ふと漏らした言葉の中に、その足跡と思想の根幹を見出す。「事の成否を問わぬ」決意を貫き、人間…(続く)
維新の大功労者でありながら、新政府の下、なぜ西郷は薩摩へ下野し、士族とともに散ったのか。彼が心で描き、行動で示してきたものとは何だったのか。島への流罪、藩政改革と討幕戦争、そして征韓論争と西南戦争。過酷な運命を前に、折にふれ綴った手紙や詩文、ふと漏らした言葉の中に、その足跡と思想の根幹を見出す。「事の成否を問わぬ」決意を貫き、人間として政治家として、今なお賞賛される英雄の生涯とその心情に迫る。
もくじ情報:1 詩と語録(人を相手とせず、天を相手にせよ―西郷南洲遺訓;夢幻の名利を争わず―詩と人生;詐謀と至誠のはざまを生きて―書簡でつづる我が人生と革命);2 西郷隆盛論―政治家の原像(英雄;革命;退場)