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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
岩井 秀一郎(イワイ シュウイチロウ)
歴史研究家。1986年、長野県生まれ。日本大学文理学部史学科卒業。デビュー作『多田駿伝―「日中和平」を模索し続けた陸軍大将の無念』(小学館)で、第26回山本七平賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 岩井 秀一郎(イワイ シュウイチロウ)
歴史研究家。1986年、長野県生まれ。日本大学文理学部史学科卒業。デビュー作『多田駿伝―「日中和平」を模索し続けた陸軍大将の無念』(小学館)で、第26回山本七平賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、分野を超えて精力的に進められてきた。だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではない。指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たち―。その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。評伝のスタイルをとりつつ、リーダ…(続く)
太平洋戦争の敗戦要因についての研究は、分野を超えて精力的に進められてきた。だが、その失策にばかり気をとられ、すぐれた能力を発揮した軍人たちがいたことを我々は忘れるべきではない。指揮官としての責務を果たしつつも、時局や組織に振り回されず、人としてあるべき姿を求め続けた指導者たち―。その人間観や指導観に学びの視線を向ける良識が、グローバル化の荒波に飲み込まれ、経済敗戦の様相が色濃くなってきた令和の日本人に求められているのではないか。評伝のスタイルをとりつつ、リーダーに必要な条件について、有益な示唆を与えてくれる名指揮官「今村均」の真の姿を、本書が描き切る。
もくじ情報:序 国破れて名指揮官あり;第1章 文学少年から軍人へ;第2章 昭和動乱の中で;第3章 指揮官としての成長;第4章 大東亜戦争はじまる;第5章 祖国の敗北;第6章 果たしきった責任