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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
片岡 義男(カタオカ ヨシオ)
1939年東京都生まれ。作家、写真家、翻訳家。早稲田大学在学中の1960年からコラムの執筆、翻訳を始める。大学卒業後、3か月の会社員生活を経て、フリーランスのライターになる。1974年に『白い波の荒野へ』で作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 片岡 義男(カタオカ ヨシオ)
1939年東京都生まれ。作家、写真家、翻訳家。早稲田大学在学中の1960年からコラムの執筆、翻訳を始める。大学卒業後、3か月の会社員生活を経て、フリーランスのライターになる。1974年に『白い波の荒野へ』で作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
著者の小説には珈琲がしばしば登場する。「読むと必ず珈琲が飲みたくなる」という読者も多い。だが、なぜか片岡義男の珈琲エッセイ本は存在せず、待望されていた。その声に応えたのが本書。ありきたりな珈琲の薀…(続く)
著者の小説には珈琲がしばしば登場する。「読むと必ず珈琲が飲みたくなる」という読者も多い。だが、なぜか片岡義男の珈琲エッセイ本は存在せず、待望されていた。その声に応えたのが本書。ありきたりな珈琲の薀蓄を徹底的に避け、ザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、黒澤明、喫茶店の椅子、美空ひばり、つげ義春、渥美清、パルプ・フィクションなどが珈琲を軸に、縦横無尽に交錯する。
もくじ情報:一杯のコーヒーが百二十円になるまで;「コーヒーでいいや」と言う人がいる;Titanium Double Wall 220mg;喫茶店のコーヒーについて語るとき、大事なのは椅子だ;四つの署名、一九六七年十二月;去年の夏にもお見かけしたわね;ミロンガとラドリオを、ほんの数歩ではしごする;なにか冷たいものでも、という言いかた;白いコケインから黒いカフェインの日々へ;いいアイディアだと思ったんだけどなあ;さてそこでウェイトレスが言うには;ただ黙ってうつむいていた;小鳥さえずる春も来る;ボブ・ディランがコーヒーをもう一杯;マグとマグの差し向かいだから;ほんとに一杯のコーヒーだけ;ブラック・コーヒー三杯で、彼女は立ち直れたのか;知的な判断の正しさと絶対的な安心感;アル・クーパーがブラック・コーヒーを淹れた;モリエンド・カフェ〔ほか〕