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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
奥本 大三郎(オクモト ダイサブロウ)
フランス文学者。NPO日本アンリ・ファーブル会理事長。1944年、大阪府生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。同大学大学院修士課程修了。『虫の宇宙誌』(集英社文庫)で読売文学賞、『楽しき熱帯』(講談社学術文庫)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 奥本 大三郎(オクモト ダイサブロウ)
フランス文学者。NPO日本アンリ・ファーブル会理事長。1944年、大阪府生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。同大学大学院修士課程修了。『虫の宇宙誌』(集英社文庫)で読売文学賞、『楽しき熱帯』(講談社学術文庫)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一九世紀フランスが産んだ天才詩人、アルチュール・ランボー。おとなしい秀才は、その実、反逆心を内に秘め、故郷の田舎町で息の詰まる思いをしていた。度々の出奔の後、ヴェルレーヌの招きに応じてパリに出たものの、傲慢、粗暴の故に、詩壇を追われ、二〇歳の頃、突如詩を放棄する。本書は、ランボーの詩や手紙などからその生涯を追い、最も難解な散文詩「イリュミナシオン」に秘められた「詩を放棄した理由」を読み解く、著者渾身の意欲作。
もくじ情報:第1部 詩人ランボーの足跡(日本におけるランボー;年金生活者を目指す神童;出奔;見者の修行へ;「忘我の船」で大海に出る;パリのランボー、ヴェルレーヌからの招待状);第2部 『地獄の一季節』「イリュミナシオン」読解(「言葉の錬金術」の謎解き;“暗殺者”ランボー)