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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
檜垣 立哉(ヒガキ タツヤ)
1964年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は現代フランス哲学・日本哲学・生命論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 檜垣 立哉(ヒガキ タツヤ)
1964年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は現代フランス哲学・日本哲学・生命論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
避けられない世界規模での「近代化」が押し寄せる。そのとき常に日本思想は、とりわけ西洋の文化や思想と対置されて、意義を問われてきた。技術や科学とどのように向き合い、特異な自然観や時間概念をどのように深化させて、日本における思想は現在にいたったのだろうか。近代以降の日本思想の展開を独自の視座からつぶさに検討する。集大成。
もくじ情報:第…(続く)
避けられない世界規模での「近代化」が押し寄せる。そのとき常に日本思想は、とりわけ西洋の文化や思想と対置されて、意義を問われてきた。技術や科学とどのように向き合い、特異な自然観や時間概念をどのように深化させて、日本における思想は現在にいたったのだろうか。近代以降の日本思想の展開を独自の視座からつぶさに検討する。集大成。
もくじ情報:第1部 日本の哲学というトポス(下村寅太郎の科学哲学1―無限論を中心として;下村寅太郎の科学哲学2―ライプニッツとレオナルド ほか);第2部 現在の深みと日本思想(偶然性と永遠の今―現在性をめぐる九鬼と西田;木村敏と中井久夫―臨床とイントラ・フェストゥム ほか);第3部 現在の偶然という弾み(賽の一振り―無限を含んだ自己が跳躍する時;九鬼とレヴィ=ストロース―二つの構造論的感性論 ほか);第4部 吉本隆明という拡がり(吉本隆明と自然史―マルクス・ランボー・宮沢賢治;宮沢賢治と吉本隆明―分裂症的な自然と日本思想 ほか)