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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
畑野 智美(ハタノ トモミ)
1979年東京生まれ。2010年『国道沿いのファミレス』で第二三回小説すばる新人賞を受賞。2013年に『海の見える街』で、2014年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 畑野 智美(ハタノ トモミ)
1979年東京生まれ。2010年『国道沿いのファミレス』で第二三回小説すばる新人賞を受賞。2013年に『海の見える街』で、2014年に『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
光二は、ロケット発射台のある南の島で育った高校生。いつか自分もロケットの研究をしたいと勉強に勤しむ一方、密かに同級生の長谷川葵に思いを寄せていた。平沼は、仙台の大学の教授として時空間の研究をしていた。過去を一切語らない彼を、周囲は不思議に思う。33歳の平沼を教授に抜擢したのは、齢90近くと噂される井神前教授だ。二人の間には誰にも言えない秘密があった。別の人生を…(続く)
光二は、ロケット発射台のある南の島で育った高校生。いつか自分もロケットの研究をしたいと勉強に勤しむ一方、密かに同級生の長谷川葵に思いを寄せていた。平沼は、仙台の大学の教授として時空間の研究をしていた。過去を一切語らない彼を、周囲は不思議に思う。33歳の平沼を教授に抜擢したのは、齢90近くと噂される井神前教授だ。二人の間には誰にも言えない秘密があった。別の人生を生きていると思っていたあらゆる人物達が一本の線上に連なる。時空を超えても人は出会うべき人と出会うようにできている。運命を信じたくなる物語。