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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
渡辺 清(ワタナベ キヨシ)
1925年、静岡県生まれ。1941年、横須賀海兵団に入団(志願兵)、1942年戦艦武蔵に乗り組む。マリアナ、レイテ沖海戦に参加。戦艦武蔵撃沈のさい、遭難し奇跡的に生還。1945年復員。太平洋戦争の生き残りとして戦火の経験を書き残すべく、執筆活動を行うとともに、1970年より日本戦没学生記念会(わだつみ会)事務局長を務めた。1981年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 渡辺 清(ワタナベ キヨシ)
1925年、静岡県生まれ。1941年、横須賀海兵団に入団(志願兵)、1942年戦艦武蔵に乗り組む。マリアナ、レイテ沖海戦に参加。戦艦武蔵撃沈のさい、遭難し奇跡的に生還。1945年復員。太平洋戦争の生き残りとして戦火の経験を書き残すべく、執筆活動を行うとともに、1970年より日本戦没学生記念会(わだつみ会)事務局長を務めた。1981年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
聳え立つ連合艦隊旗艦の上には、法外な果てなき暴力の世界が広がっていた。1943年初頭、いまだ戦火から遠い戦艦播磨に乗り組んだ少年・北野は上官の私的制裁や理不尽な罰直がはびこる海軍の現実に直面する。酒保どめ、新兵の逃亡といった事件を切り抜けつつも、やがて仲間の命を失うことに…。海戦史の余白に埋もれた、もう一つの地獄を描きだす無二の戦記文学。鶴見俊輔氏の論考も再掲。