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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
松永 正訓(マツナガ タダシ)
医師。ノンフィクション作家。’61年生まれ。千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。日本小児外科学会の会長特別表彰など受賞歴も多い。本作にて第20回小学館ノンフィクション大賞(’13年)大賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 松永 正訓(マツナガ タダシ)
医師。ノンフィクション作家。’61年生まれ。千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。日本小児外科学会の会長特別表彰など受賞歴も多い。本作にて第20回小学館ノンフィクション大賞(’13年)大賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
人間の生命は両親から一本ずつ染色体を受け継ぎ誕生するが、染色体が三本に増えている病気があり、「トリソミー」と呼ばれる。本書では、小児外科医である著者が「地元の主治医としてトリソミーの赤ちゃんの面倒をみてほしい」と近隣の総合病院から依頼され、朝陽(あさひ)君とその両親に出会い、対話を重ねる様子が丁寧に綴られる。障害児を授かった意味を懸命に探る両親、著者が辿り着いた境地は―。第20回小学館ノン…(続く)
人間の生命は両親から一本ずつ染色体を受け継ぎ誕生するが、染色体が三本に増えている病気があり、「トリソミー」と呼ばれる。本書では、小児外科医である著者が「地元の主治医としてトリソミーの赤ちゃんの面倒をみてほしい」と近隣の総合病院から依頼され、朝陽(あさひ)君とその両親に出会い、対話を重ねる様子が丁寧に綴られる。障害児を授かった意味を懸命に探る両親、著者が辿り着いた境地は―。第20回小学館ノンフィクション大賞大賞受賞作『運命の子トリソミー―短命という定めの男の子を授かった家族の物語』に、文庫本のための最終章などが加筆された「完全版」。
もくじ情報:第一章 十八年ぶりに出会う患者;第二章 眠り続ける子、眠らない母親;第三章 朝陽の誕生;第四章 短命という名の運命;第五章 五回の手術を受けた13トリソミーの子;第六章 兄の心の中にあるもの;第七章 祖母の独白;第八章 母親の揺らぎ;第九章 在宅人工呼吸で幸福を得る―ゴーシェ病の子;第十章 我が子を天使と思えるまで―ミラー・ディッカー症候群の子;第十一章 退院して一年を越える;第十二章 親亡きあとの障害児の将来―「しあわせの家」で;第十三章 誕生死した18トリソミーの子;第十四章 二歳の誕生日;第十五章 それから一年を過ぎて(文庫本のための最終章)