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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
伊東 潤(イトウ ジュン)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞を、『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞を、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞を、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊東 潤(イトウ ジュン)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞を、『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞を、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞を、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
明治四一年(一九〇八)生まれの、坂田留吉には出生の秘密があった。景勝地・江ノ島の裕福な家で育ちながらも、自らの過酷な運命と彼は向き合う。そして、激動の時代の中、関東大震災や二・二六事件に遭遇し、中原中也や石原莞爾ら、時代の巨人たちと出会い、人間として成長してゆく留吉。だが、坂田家にある日、陸軍士官である長兄の慶一が、満州で行方不明になったとの報せが届く。兄を捜すため、新聞記者として野望渦巻く満州に渡った留吉を待ち受けるものは―。
明治四一年(一九〇八)生まれの、坂田留吉には出生の秘密があった。景勝地・江ノ島の裕福な家で育ちながらも、自らの過酷な運命と彼は向き合う。そして、激動の時代の中、関東大震災や二・二六事件に遭遇し、中原中也や石原莞爾ら、時代の巨人たちと出会い、人間として成長してゆく留吉。だが、坂田家にある日、陸軍士官である長兄の慶一が、満州で行方不明になったとの報せが届く。兄を捜すため、新聞記者として野望渦巻く満州に渡った留吉を待ち受けるものは―。