“可能性への努力”を信条に、南アルプスからヒマラヤまで、“心の山”を求める写真家魂の記録。ヒューマンな心で生きる意味を語る。

南アルプスからヒマラヤまで、“心の山”を求め続ける写真家魂の記録。失われたモラル、物質文明への反撥を語り、生きること、可能性への努力の意味を、山岳写真の巨匠が、味わい深い言葉で語り伝える。
もくじ情報：人生は自分だけの力で歩く道である；パイオニアワーク―新しい世界への挑戦；青春時代の“山”；山での歓び―生きる歓びの確認と山の怖さ；山との出会い、そして目覚め；魅入られし山「南アルプス」；独立への苦悩；仕事に対する姿勢；遭難―死の恐怖と別離の悲しみ；孤独と連帯感；失われたモラル；山に見るエゴイズム；物質文明への反撥；厳しかった登山の想い出

白籏　史朗(シラハタ　シロウ)
昭和８年（１９３３）山梨県大月町に生まれる。昭和２６年（１９５１）より、写真の道に入る。昭和３３年（１９５８）フリーとなり、山岳写真を主体に自然風物、内外風景写真を定期刊行物および各種出版物に発表、現在に至る。日本写真家協会会員。日本写真協会会員。日本山岳会会員。第二次ＲＣＣ同人。山村民俗の会会員。山岳写真の会「白い峰」会長。文化賞受賞多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）