|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
シュミット,カール(シュミット,カール)
1888年‐1985年。ドイツ・ヴェストファーレン地方のプレッテンベルクに生まれる。生家はカトリック。ベルリン、ミュンヘン、シュトラスブルクで学び、1916年論文「国家の価値と個人の意義」により教授資格取得。ヒトラー政権の誕生から敗戦までの1933年から44年、ベルリン大学教授。またナチスに多大な影響を与えた小説家エルンスト・ユンガーと終生にわたり交流。第二次大戦後逮捕され、ニュルンベルク裁判では、不起訴。以後は隠棲し著述活動に専念した。ドイツが敗北した第一次大戦後のワイマール共和国並びにヴェルサイユ体制を批判しつつ、“決断”と独裁者、敵/味方、“政治…( ) シュミット,カール(シュミット,カール)
1888年‐1985年。ドイツ・ヴェストファーレン地方のプレッテンベルクに生まれる。生家はカトリック。ベルリン、ミュンヘン、シュトラスブルクで学び、1916年論文「国家の価値と個人の意義」により教授資格取得。ヒトラー政権の誕生から敗戦までの1933年から44年、ベルリン大学教授。またナチスに多大な影響を与えた小説家エルンスト・ユンガーと終生にわたり交流。第二次大戦後逮捕され、ニュルンベルク裁判では、不起訴。以後は隠棲し著述活動に専念した。ドイツが敗北した第一次大戦後のワイマール共和国並びにヴェルサイユ体制を批判しつつ、“決断”と独裁者、敵/味方、“政治”概念を規定した彼の議論は、1933年登場のナチス・ヒトラー体制の「独裁」を思想的に先取したといえる |
もくじ情報:第1章 国民立法手続き(国民票決の条件;もうひとつの立法手続き);第2章 国民立法手続きから除外される事項(三つの事項が直接民主制から除外されるのは何故か;予算案と国民発案;憲法史における財政問題);第3章 直接民主制の必然的限界(「国民」の「喝采」;国民の意思をいかに定式化するか;「自治」をめぐる問題;主権的行為とし…(続く)
もくじ情報:第1章 国民立法手続き(国民票決の条件;もうひとつの立法手続き);第2章 国民立法手続きから除外される事項(三つの事項が直接民主制から除外されるのは何故か;予算案と国民発案;憲法史における財政問題);第3章 直接民主制の必然的限界(「国民」の「喝采」;国民の意思をいかに定式化するか;「自治」をめぐる問題;主権的行為としての国民立法手続き;国民と官吏、そしてアナーキズム;自由主義vs.民主主義)