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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ガブリエル,マルクス(ガブリエル,マルクス)
1980年生まれ。史上最年少の29歳で、200年以上の伝統を誇るボン大学の正教授に就任。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される ガブリエル,マルクス(ガブリエル,マルクス)
1980年生まれ。史上最年少の29歳で、200年以上の伝統を誇るボン大学の正教授に就任。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される |
多様性の尊重が叫ばれると同時に、人々の分断が加速する現代社会。誰もが自分とは異質な存在である「他者」と生きなければならない世界で、哲学者マルクス・ガブリエルは「他者がいなければ私たちは存在することさえできない」と喝破し、従来の哲学における他者認識は誤りだったと語る。ガブリエルの提唱する「新しい実在論」から見た「他者」とはいかなる存在なのか。他者とともに、我々はどう生きるべきなのか。現代に生きる我々の「アイデンティティ」「家族」「愛」「宗教」「倫理」といった課題における、新たな解決策を提示する1冊。
もくじ情報:第1章 私にとって「他者」とは何か(他者と生きるとはどういうことか;ソーシャルメディアとアイデンティティ ほか);第2章 我々はいかに「他者」とわかりあうべきか(お互いがわかりあえる社会をどう作るか;対話と民主主義、政治 ほか);第3章 家族とは何か、愛とは何か(家族と他者、その関係性について;自由、愛、死とは何か);第4章 自己の感情とどう向き合うか(他者が生み出す「幸せ」の形;負の感情から抜け出す処方箋);第5章 宗教や倫理と他者の関係(宗教は「救いと対立」のいずれをもたらすか;利他主義、格率―なぜこれらは間違いなのか ほか)