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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
宮本 昌孝(ミヤモト マサタカ)
1955年静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に入る。95年『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、歴史時代小説の旗手として活躍を続ける。『乱丸』は2015年、第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 宮本 昌孝(ミヤモト マサタカ)
1955年静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に入る。95年『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、歴史時代小説の旗手として活躍を続ける。『乱丸』は2015年、第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
十一歳で…(続く)
十一歳で室町幕府第十三代将軍となった足利義藤(のちの義輝)。その初陣は惨憺たるものだった。敗色濃厚の戦況に幕臣たちは城に火を放ち逃げ出した。少年将軍は供廻りだけで戦場に臨むも己の無力に絶望する。すでに幕府の権威は地に墜ち下剋上の乱世であった。窮地で旅の武芸者の凄まじい剣技を目撃した義藤は、必ずや天下一の武人になると心に誓う。