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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
立川 武蔵(タチカワ ムサシ)
1942年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部インド哲学専攻卒業、ハーバード大学大学院にてPh.D.取得。国立民族学博物館名誉教授。専攻は仏教学、インド学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 立川 武蔵(タチカワ ムサシ)
1942年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部インド哲学専攻卒業、ハーバード大学大学院にてPh.D.取得。国立民族学博物館名誉教授。専攻は仏教学、インド学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
初期般若経典に、初めて論理学的説明を与えた古代インドの高僧・龍樹。主著『中論』は約四五〇の偈において、あらゆるものの存在を否定しつくした。その非常に難解で、さまざまな解釈や誤解を生む古典的名著を、「聖なるもの」「俗なるもの」という二方向のヴェクトル概念を用いて根気強く考察。「色」から「空」へ、インド仏教の核心「悟り」の世界へ誘う!
もくじ情報:第1章 『中論』における「聖なるもの」と「俗なるもの」(『中論』の歴史的位置;『中論』の思想的位置;『中論』における世俗と最高真理);第2章 「空」の構造(「俗なるもの」の構造;「俗なるもの」の否定(一);「俗なるもの」の否定(二);「俗なるもの」の否定(三);「俗なるもの」の否定(四);「俗なるもの」から「聖なるもの」へ;「聖なるもの」から「俗なるもの」へ ほか)