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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
加藤 典洋(カトウ ノリヒロ)
1948・4・1~2019・5・16。文芸評論家。山形県生まれ。1972年、東京大学文学部仏文科卒。国立国会図書館勤務、明治学院大学教授、早稲田大学教授を経て、2014年、同大学名誉教授。1981年、「早稲田文学」に本書の元となる長篇評論「二つの「新しさ」と「古さ」の共存―小林秀雄の世代について」を発表。85年、最初の評論集『アメリカの影』刊行。97年、『言語表現法講義』で新潮学芸賞、98年、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、2004年、『テクストから遠く離れて』『小説の未来』で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 加藤 典洋(カトウ ノリヒロ)
1948・4・1~2019・5・16。文芸評論家。山形県生まれ。1972年、東京大学文学部仏文科卒。国立国会図書館勤務、明治学院大学教授、早稲田大学教授を経て、2014年、同大学名誉教授。1981年、「早稲田文学」に本書の元となる長篇評論「二つの「新しさ」と「古さ」の共存―小林秀雄の世代について」を発表。85年、最初の評論集『アメリカの影』刊行。97年、『言語表現法講義』で新潮学芸賞、98年、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、2004年、『テクストから遠く離れて』『小説の未来』で桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
小林秀雄の批評、梶井基次郎の小説、中原中也…(続く)
小林秀雄の批評、梶井基次郎の小説、中原中也の詩―。彼らの作品そのもの、あるいは思想や感覚は当時としてどのような「新しさ」や「古さ」を感じさせていたのか?丁寧な読解と柔軟な思考を経て、三人が新旧の深い溝を乗り越えて達成した本質に迫る、野心的文芸評論の傑作。最初の著書『アメリカの影』につづき一九八七年に刊行された第二評論集『批評へ』から独立させ、初の文庫化。
もくじ情報:1 小林秀雄の世代の「新しさ」―「社会化した私」と「社会化されえない私」;2 小林秀雄―ランボーと志賀直哉の共存;3 梶井基次郎―玩物喪志の道;4 中原中也―言葉にならないもの;5 小林と中原―社会化と社会性;6 「惑い」の場所―終りに