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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
竹下 節子(タケシタ セツコ)
比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化専攻修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリスム史を修める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 竹下 節子(タケシタ セツコ)
比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化専攻修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリスム史を修める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
この本は、半世紀に及ぶ自分の体験と試行錯誤を振り返りながら、世にも不思議な日本とフランスの相愛の秘密とその意味について語り、両者の関係から見えてくる「西洋世界」における日本の立ち位置についてあらたに探ろうとするものだ。日本を見てフランスを知り、フランスを見て日本を知るという繰り返しの中で養われた生き方の指針が、互いの友情を育む一端になることを願ってやまない。
もくじ情報:第1章 日本とフランス、相愛の理由(無視と視線―遠い日のカルチャーショック;「欧米」と「日本」の狭間で揺れた振り子 ほか);第2章 日本発サブカルの圧倒的威力(アメリカという補助線;フランスに今も残る「アメリカのおじさん」という言い方 ほか);第3章 アメリカが大嫌いなフランス人(アメリカの無差別空爆で死んだフランス人が何人もいる;戦争と人種差別 ほか);第4章 日仏相似の奥に潜むものは何か(日仏美学の親和性;日仏はともに「宗教帰属」で無関心がデフォルト ほか);第5章 フランス・バロックと能(フランス・バロック音楽との出会い;ハイコンテクスト文化 ほか)