|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
川本 三郎(カワモト サブロウ)
1944年東京生まれ。文学、映画、漫画、東京、旅などを中心とした評論やエッセイなど幅広い執筆活動で知られる。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞・桑原武夫学芸賞)、『白秋望景』(伊藤整文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 川本 三郎(カワモト サブロウ)
1944年東京生まれ。文学、映画、漫画、東京、旅などを中心とした評論やエッセイなど幅広い執筆活動で知られる。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞・桑原武夫学芸賞)、『白秋望景』(伊藤整文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
昭和に遊び、昭和に抗った「過激な個人主義者」荷風の生涯!関東大震災から急激に復興したモダン都市東京、カフェの女給や私娼などの新しい女たち、テロとクーデターに奔走する軍人…。激変する時代に何を見て、この「最後の文人」は反時代的…(続く)
昭和に遊び、昭和に抗った「過激な個人主義者」荷風の生涯!関東大震災から急激に復興したモダン都市東京、カフェの女給や私娼などの新しい女たち、テロとクーデターに奔走する軍人…。激変する時代に何を見て、この「最後の文人」は反時代的傑作『〓東綺譚』を書き始めたのか?『断腸亭日乗』など永井荷風の全作品を徹底的に読み込み、昭和をまるごと描き出した文芸評論の到達点!
もくじ情報:偏奇館で関東大震災に遭う;食と共に復興する東京;作家になるまで;花とオペラと反骨精神;学ぶ荷風―柳北日記との出会い;円本ブーム;私娼という新しい女;私娼への思い―「かし間の女」と「ひかげの花」;銀座復興;中洲病院から隅田川へ;市川左團次との親交;カフェ通い;「つゆのあとさき」に描かれた銀座;モダン都市へと出てゆく女性たち;郊外住宅地の誕生;犬を飼う、探偵に依頼する;見え隠れする「暗い昭和」;小名木川への道;荒川放水路のほうへ;満州事変始まる〔ほか〕