ＡＩ時代を予見したベストセラー、待望の文庫化！　最新の状況を分析する１５ページにおよぶ「著者による解説」を収録。　「人工知能は人間の仕事を奪うのではなく、人間の能力を増幅する」　　「幸福は測れる。幸福感が上がると生産性も向上する」　　「人間の行動は熱力学と同じ法則性に従う」　　「職場の対人関係ネットワークが生産性を左右する」　　・・・など、現在もまったく色あせない画期的な研究を、第一人者が自ら綴った必読の書。　　　＜文庫版に新しく追加！「著者による解説」＞　最新の状況を解説し、「日本の生産性はなぜ上がらないのか」「ＡＩはビジネスをどう変えるか」「幸福の計測は何をもたらすか」などの問いに答える。

著者は、ウエアラブルセンサを使って職場での従業員の行動を計測、そのビッグデータを人工知能で解析して生産性向上につなげるという画期的な研究を行ってきた。その研究によれば、生産性の向上は、従業員を「管理」するのではなく、逆に従業員の「幸福感」や相互のコミュニケーションを高めることで達成されるという―。文庫版のために新たに「著者による解説」を追加、「日本の生産性はなぜ上がらないのか」「人工知能は人間から仕事を奪うか」「幸福の計測は何をもたらすか」「幸福になるとなぜ生産性は上昇するのか」など、現状分析と最新の研究成果を語る。
もくじ情報：第１章　時間は自由に使えるか；第２章　ハピネスを測る；第３章　「人間行動の方程式」を求めて；第４章　運とまじめに向き合う；第５章　経済を動かす新しい「見えざる手」；第６章　社会と人生の科学がもたらすもの